桐朋学園芸術短期大学 GUIDE 2023
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Toho Gakuen College of Drama and Music 25Student’s voice専攻科演劇専攻1年櫻井達成さんTatsunari Sakurai東京都立紅葉川高等学校 出身Student’s voice専攻科演劇専攻2年木林優太さんYuuta Kibayashi富山県私立富山第一高等学校 出身Student’s voice専攻科演劇専攻1年藤森里緒さんRio Fujimori長野県私立長野清泉女学院高等学校 出身Student’s voice専攻科演劇専攻2年領家ひなたさんHinata Ryouke宮崎県立佐土原高等学校 出身専攻科では、多くの舞台を踏む機会があります。試演会の舞台を重ねて、相手のセリフを受け取れたのか、相手にセリフが届いたのかも含めて、うまく芝居ができたのか、どこがいけなかったのかが分かるようになってきました。いま、演技はもちろん、ダンスにも力を入れて学んでいます。個性を生かした最強の“3枚目”をめざします。本科にいた頃は、自分がうまい役者だと勘違いしていました。専攻科で先生に指摘され、へただと自覚できたことが演者としての成長の第一歩となりました。へただからこそ、どうすればいいのか、作品について今まで以上に深く考えるようになりました。本を読んだり、観劇や博物館に出向いたり、多くのことからも学んでいます。演劇の授業では、3名の演出家の方に同時期に指導を受け、常に3本の戯曲を並行してつくり上げます。授業後に稽古が続き、かなりハードスケジュールになりますが、これにより演技の幅も広がり、精神的にも肉体的にも強くなることができました。ダンスやアクションをこなし、海外でも活躍できる役者をめざしたいと思います。子どもや青少年の芸術活動をサポートできる仕事に就きたいと、座学も充実している専攻科への進学を決めました。専攻科では、第一線で活躍する演出家の指導はもちろん、毎公演で演出助手をやらせていただいたことで、多くの学びを得ることができました。今後はプレイヤーではなく制作や企画で力を発揮したいと考えています。自分の個性を生かして役が成立する役者にへただということを認めそこから成長身体表現を強みに海外でも通用する役者に“演劇”というツールで社会に還元していきたい

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