Point1Point2Point3現役生から社会人入学生の真摯な姿勢に感銘桐朋には、さまざまな経歴を持つ社会人入学生がいます。現役生から見ると、その知識量、学びに対する姿勢、そのどれもが刺激的です。年齢にかかわらず、共に学び、一緒に音を合わせていける仲間として、頼もしい存在です。社会人から若い人たちからの刺激が心地よい学びの場桐朋の社会人入試では、長いブランクのあった人、独学で学んできた人など多様な立場の学生が入学しています。その誰もが、現役生と分け隔てなく充実した環境で音楽に取り組んでいます。若い人たちに刺激を受けるWin-Winの関係に感謝の毎日です。Toho Gakuen College of Drama and Music 39芸術科音楽専攻管弦専修(弦楽器)2年山口明浩さん 芸術科音楽専攻ピアノ専修2年土屋智恵美さん 音楽専攻は、他の音楽大学に先駆けて社会人入学の制度を設けました。現在では全学生のうち、毎年20名近い方が、この制度を利用して学んでいます。社会での経験が音楽を学んでいく上での基礎となり、目覚ましい上達をみせているのが特徴です。本学では、ひとつの教室で幅広い世代が学ぶことが常となっており、多様な価値観を受け入れる環境があります。卒業後は、身につけた力を活かし、社会での活動を再開する学生や音楽活動に取り組む学生などさまざまです。● 慶応義塾大学経済学部卒業● 地方自治体勤務の傍ら音楽活動● 早期退職後、桐朋へAkihiro Yamaguchi演奏力・表現力を高め弦楽四重奏を追究したい学生時代は学生オーケストラに没頭し、社会人になってもアマチュア・オーケストラや弦楽合奏団で活動を続けてきました。活動を通して知り合う音大生との演奏の違いを感じ、いつかは自分も専門的に理論と技術を学びたいと考えていました。海外研修にも参加でき、充実した毎日です。社会人入試で入学した学生には、30歳代の学生が多いのですが、定年退職して入学した学生、一般大学を卒業してすぐに入学した学生など、幅広い年齢の学生が同じ環境で学んでいます。すでに他の大学で学んだことのある学生には「既修得単位認定」という制度があり、本学での履修が免除されます。外国語科目など、本学の卒業要件単位数の一部となります。2年制の短期大学ですが、本来2年間で学ぶためのカリキュラムを、年齢や、学生を取り巻くさまざまな環境に柔軟に対応するため、ゆとりをもって計画的に3年間で学ぶことを可能とする長期履修制度を導入しました。● 青山学院大学文学部卒業● 結婚、子育てをしながら自宅で仕事● 子どもが大学卒業を機に桐朋へ入学Chiemi Tsuchiya室内楽をじっくり学ぶために長期履修を選択子育てがひと段落してピアノを本格的に学び直したいと、桐朋へ。声楽、弦楽器、管楽器などの伴奏をお受けすることで、専攻以外のさまざまな先生のご指導を受けることができ、大いに刺激になりました。まだ弾いたことのない室内楽の数々をレパートリーにすることが、当面の目標です。幅広い年齢の社会人学生が集まっています[既修得単位認定]制度長期履修制度多様な経験を経た社会人が学んでいます社会人も受験可能な入試制度が充実しています
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