桐朋学園芸術短期大学 GUIDE 2026
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専攻科音楽専攻管弦専修(管楽器)2年庄子鼓太朗さんKotaro ShojiVoice1年次行事の流れ徹底した実技指導と数多くの演奏経験で、音楽表現を磨く舞台裏の204日桑原和音さんKazune Kuwahara静岡県私立東海大学付属静岡翔洋高等学校 出身年に4、5回海外の著名演奏家や音楽大学教授を招いて公開レッスンが行われます。学生にとっては一流の音楽家の技術や息吹を間近で体感できる絶好の機会です。芸術科音楽専攻管弦専修(管楽器)2年4月新入生歓迎行事公開講座年間3、4回、国内外の演奏家を招いて演奏会や公開レッスンを開催しています。古典から現代まで、あるいはクラシック音楽から民族音楽まで、その内容は多岐にわたります。大分県立爽風館高等学校 出身学外の音楽ホールで開催する、学生主催のコンサート。ソロ、室内楽、さまざまな編成のアンサンブルが楽しめます。企画や宣伝、当日の進行なども自分たちで行うため、演奏だけでなく、コンサート運営の学びにもつながっています。毎年9月に、希望者を対象として約2週間の海外研修を実施しています。研修先は、ドイツ、チェコ、ハンガリーなどの音楽大学です。2024年度は、ドイツ・デトモルト、アイゼナハ、ライプツィヒを訪問。名門デトモルト音楽大学では、有名な教授から個人レッスンを受け、それぞれの課題にアドバイスをいただきました。その後、オペラ鑑賞や音楽家の足跡を巡る旅を通して、成熟した音楽と芸術文化に触れました。海外研修を機に、卒業後に留学をする学生も増えています。海外研修では現地の一流のプロの方からトランペットの実技指導を受けられるため、思い切って参加しました。レッスンはとても新鮮かつ刺激的で、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団やオペラなども鑑賞。研修はあっという間でした。帰国後は音色が変わったと周囲から評価され、演奏会で任される役割も大きくなり、成長を実感しています。学内オーディションを受け、定期演奏会でA. ジョリヴェの「フルート協奏曲」を演奏することができました。演奏難度の高い曲でしたが、テクニックにこだわり過ぎてフルートの“響き”を犠牲にするのではなく、ジョリヴェの求めたスタイルに寄り添った演奏をめざすことに。準備として夏にはニースの音楽院での公開レッスンを受講しました。本番を終えたいま、これからは海外音楽院への進学をめざし、一生音楽に関わっていきたいと再認識しました。6月9月10月日本音楽演奏会公開レッスン公開講座11月12月演技発表会大掃除3月公開レッスン桐朋祭また、西洋音楽と日本音楽はもちろん、演劇専攻とも積極的にコラボレーションを図り、一人ひとりの音楽表現を磨きます。34 Toho Gakuen College of Drama and Music実技レベルの向上に重点を置き、個人レッスンに力を入れる音楽専攻のカリキュラム。学内演奏会や定期演奏会など聴衆を前に演奏することで、演奏技術をさらに高めていきます。公開講座ドイツの音楽大学で個人レッスンを受講ホールの響きも味方に充実のパフォーマンスを披露海外研修

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