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イベントレポート

桐朋学園芸術短期大学創立50周年記念事業  ミュージカル『若草物語』


桐朋学園芸術短期大学創立50周年記念事業
ミュージカル『若草物語』

演出:越光照文 台本:福田善之 作曲:越部信義 作詞:宮原芽映
11月27日(金)~11月30日(月)にかけて、 調布市せんがわ劇場地域連携事業、桐朋学園芸術短期大学創立50周年記念事業として、ミュージカル 『若草物語』が上演されました。

イベントレポート

1964年に桐朋学園大学短期大学部として設立された本学は、2014年で創立50周年を迎えました。(2004年には、学校名を桐朋学園芸術短期大学に改称しています)2014年上演の音楽劇「瀧廉太郎物語」に続き、50周年記念事業の一環として、演劇専攻/音楽専攻の枠を越え、同じ舞台に集い、一つの作品を上演する運びとなりました。芸術短大ならではのコラボレーションをお楽しみください。また、本公演は、卒業生を中心とした公演にすることで、在校生を含む、演劇、音楽を志す若者の、今後の目標への指針となることを目的としています。

その記念事業であり、調布せんがわ劇場地域連携事業でもある、ミュージカル『若草物語』~ルイザ・オルコットの「リトルウィメン(若草物語」に憧れる日本に生きた少女四人によるもう一つ別の若草物語~が上演されました。
オルコット原作の若草物語に登場する、マーチ家の四人姉妹と、その小説を愛する日本の4人姉妹。
彼女たちの生きる日常、それは同じように貧しい戦時下の状況でした。優しい母とともに健気に支え合い、明るく、夢をもって生きる姉妹たち。

そして「戦争」という現実が、少女たちをひとりの自立した女性「リトルウィメン」へと成長させてゆく。二つの姉妹の物語が重なり合ったとき、もう一つ別の若草物語が生まれる。
卒業生であり現在プロとして第一線で活躍している俳優や音楽家を、音楽専攻、演劇専攻の垣根を越えた、桐朋学園の総力をかけて、今回はこのせんがわ劇場で、歌、ダンス、演技の三位一体のミュージカルとして、上演しました。古臭く映るかもしれなくとも、そこには貧しく、戦争の最中にありながらも、必死で生きたものたちの熱い鼓動と未来を紡ごうとする志がありました。

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