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イベントレポート

専攻科(4年生)演劇専攻 自主修了制作公演


『あの大鴉、さえも』、『片付けたい女たち』、『令嬢と召使』
『病気』、『セイム・タイム・ネクスト・イヤー』など
ほかに学生たちの作・演出のオリジナル作品。
認定専攻科の学位記取得のための自主制作公演として、学生たちの手による演出、演技作品が上演されました。

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レポート

 日本で唯一である桐朋学園芸術短期大学の演劇の認定専攻科(大学の3,4年生に該当)は、学位授与機構に4年制大学の学士号を取得申込ができる教育機関です。
 昨年度から開設されて、すでに第一期認定専攻科の学士号取得者を輩出しましたが、今年度もまた、4年制大学卒業者の資格を得ようとする専攻科学生たちの自主修了制作公演が行われました。
 コロナ禍のなかで、オンラインでの稽古、三密対策をほどこした稽古、さまざまな障害をくぐりぬけて、やっと公演へとたどりつきました。観客席にも制限を設けたので、本番の舞台でもふだんの公演とは違った感覚を俳優である学生たちはうけたでしょう。

 しかし、それらの困難を乗り切って、一つの公演へと結実させた彼ら/彼女たちの姿は卒業後の荒波も切り抜けていってくれることを予感させました。
 この自主修了制作は、桐朋学園の個性を尊重する教育とも合致する、さまざな演劇公演の形式を担保するものです。なぜならば、公演は学生たちが4年間の集大成のひとつとして、自らの手で、作品をえらぶ、もしくは作品を書き、仲間である俳優たちをあつめて、数人単位で、小規模ながら、小規模ゆえに、ごまかしがきかない公演を繰りひろげます。

 つまり、プロの演出家の先生方が演出、指導する大学4年生の最後に行われる修了公演とはまた別に、自分たちの手で一から作り上げる公演も経験をするのです。
 学生自らが劇作をしてみたり、演出をしてみたり、もしくは俳優として舞台にたつのか、さまざまな選択を自らが選び、公演に挑戦するのです。
 大学4年生といういそがしい時期であっても、最後の年だからこそ、(平常の実習授業とは別に)、自らの作品やプロの演出家の公演など、望めば合計で4本の舞台を経験することができます。

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