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イベントレポート

芸術科 演劇専攻2年 ストレートプレイコース試演会『花の歌』


『花の歌』
作・日向十三 演出・田中壮太郎
11月7日(土)・8日(日) 芸術科演劇専攻ストレートプレイコース試演会(上演実習授業)として、『花の歌』を上演しました。

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レポート

コロナ禍のなかで、一時のゆるやかな時期に、まず、2年生ストレートプレイコースが秋の試演会(上演実習授業)の公演をしました! もちろん、日々の稽古も密にならないように、細心の注意を払い、上演前にはPCR検査を受けての上演です。密をよけるために、今回は4プロダクションの構成で、それぞれ細かくチームが分けられて稽古をしました。それはケガの功名かもしれませんが、四つのチームでの上演は、切磋琢磨する良い機会になったといえるでしょう。

舞台の奥には、象徴的に樹の年輪がおかれています。人々のそれぞれの思いや家族の関係など、現代社会の問題がまるで集結したように、その樹は人々を見つめています。人々もまた、その樹のもとで営みを続ける。葛藤や和解、理解や寛容、さまざまな思いの中ですれ違いつつも、それでも人々は人々を求めようとする。それは、直接的ではなくとも、作品を通して、コロナ禍の時代を写しとろうとするようでした。それを、不安を抱えつつも必死に演じる学生たちは、ふだんの上演よりも一歩も二歩も成長を遂げたといえるでしょう。

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