芸術科演劇専攻54期 ストレートプレイコース卒業公演 『MORATORIUM CLOCK』
『MORATORIUM CLOCK』
脚本:高桑恭彦/音楽:伊藤辰哉/演出:大塚幸太
脚本:高桑恭彦/音楽:伊藤辰哉/演出:大塚幸太
演劇専攻54期ストレートプレイコース卒業公演として『MORATORIUM CLOCK』が上演されました。
レポート
2020年度、ストレートプレイコースの卒業公演は、本学の特任講師である大塚先生の演出になります。コロナ禍という緊張感あふれるときでしたが、学生たちは感染拡大予防のなかで、粛々と稽古と予防をして、二度のPCR検査を経て、舞台にたちました。
場所は本学の小劇場で、いつもの卒業公演よりも多くの回数の公演とオンライン配信も行われました。普段ならば、観客席の数には限りがあるのですが、オンライン配信の観劇者数をあわせると、普段の倍以上の方々に見ていただくことができました。
場所は本学の小劇場で、いつもの卒業公演よりも多くの回数の公演とオンライン配信も行われました。普段ならば、観客席の数には限りがあるのですが、オンライン配信の観劇者数をあわせると、普段の倍以上の方々に見ていただくことができました。
物語は学生寮を舞台にしています。「月光寮」という、学生自らが運営をする、長い歴史をほこる自治寮。そこには、ユーモラスで個性的な先輩や寮生達がいた。青春の日々をおくりながらも、いつかは巣立つ学生たち。
現代においても非常に特殊な環境である自治寮を舞台に、モラトリアムな時間を過ごす学生達の現在と未来への苦悩と葛藤。そして迫られる選択肢。
現代においても非常に特殊な環境である自治寮を舞台に、モラトリアムな時間を過ごす学生達の現在と未来への苦悩と葛藤。そして迫られる選択肢。
まさに、いまをいきる卒業間近の学生たちとリンクするように、この物語は描かれます。自治というユートピア的空間は、永続できるものなのか。それとも、それを母体にして巣立ちためのものなのか。
自治寮に邂逅するものたちのきらめきは、たとえそれがすばらしき出会いだけでなかったとしても、かけがえのない青春の日々として、その一頁をきざむでしょう。
自治寮に邂逅するものたちのきらめきは、たとえそれがすばらしき出会いだけでなかったとしても、かけがえのない青春の日々として、その一頁をきざむでしょう。