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イベントレポート

2021年度前期 【56期】 演技発表会


演劇専攻1年生(56期)2021年度前期 演技発表会
6月26日(土)に、演劇専攻1年生による「演技発表会」が開催されました。

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レポート

演劇専攻では、1年生が前期の演技実習の授業成果を発表し、お互いに鑑賞し合う、通称「演技発表会」を開催しています。2年生の上演実習に比べて、舞台美術や照明などの装置を簡素にしているため発表会と呼んでおりますが、稽古時間やその熱意は上演実習の授業と変わらないものです。
桐朋学園の演劇専攻では、1クラス20人以内の、4クラスという少人数教育を行っています。それは、俳優としての個性を伸ばすためには、20人をこえると一人ひとりの学生に対して、演出家(指導教員)の目が行き届かない、というのが理由です。

1年次から上演実習があるのは早いという意見もあります。1年生は入学してからまだ三ヶ月しか経っていません。しかし、実践を通すことによって、舞台にあがった学生たちは自分の足りないところ、もしくは基礎の重要さを認識することができるでしょう。基礎教育は、基礎と同時に実践も交えるところに重要さがあります。
ただし、前期の発表会は、あえて一般のお客様には公開しておりません。それは、大失敗をしてもいいから、まず思う存分演じることを目的としているからです。

経験者にとっても、もう一度まとわりついたクセをそぎ落とす目的があります。観客はそのため教員と学生たちだけです。そして、忌憚なき意見を言い合うことによって刺激を受けあいます。
ペーター・ゲスナー教授と越光照文教授の指導作品は、『赤色エレジー』(原作は漫画、林静一・作)と、『見よ、飛行機の高く飛べるを』(永井愛・作)。また、三浦剛准教授による『自転(反転)砂時計』(和田周・作)と、宮崎真子教授による『マクベス』に取り組みました。
毎日、稽古を積み重ね、桐朋学園ならではの、スタッフワークもこなし、いずれも力作揃いの発表会となりました。12月に行われる後期の演技発表会では、さらに演技力とチームワークを高めた発表に挑むことでしょう。

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