芸術科演劇専攻2年★ミュージカルコース試演会 『memoria poco』
『memoria poco』
作・演出:振付:大塚幸太
作・演出:振付:大塚幸太
11月28日(土)・11月29日(日) 演劇専攻ミュージカルコース試演会『memoria poco』を上演しました。
レポート
ミュージカルコース試演会は、オリジナル・ミュージカル作品が上演されました。小さな町にある、丘の上で出会った二人の少女。東京から引っ越してきた夕子がマリ子と出会い、親友はともに時を過ごしつつ、大人になっていく。それぞれの人生を歩みながら、再開を果たした二人が、懐かしい昔話を語る。その淡い思い出と現在の生き方を往還しながら、ノスタルジックでセンチメンタルな色合いでつづられる物語です。
最近の舞台の潮流でもあるキーワードとして、ノスタルジーとセンチメンタルがあります。それを若い学生たちが、大人になった姿と振り返った子どものころの姿で描く模様は、学生たちならではの舞台となったと言っていいでしょう。ミュージカルで歌もありますが、コンテンポラリーダンスもあり、単なるメガミュージカルでもなければ、音楽劇にも還元できない、現在の舞台芸術の姿がありました。