演劇専攻1年生(57期) 2022年度前期 演技発表会
6月26日(土)に、演劇専攻1年生による「演技発表会」が開催されました!
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『見よ、飛行機の高く飛べるを』(演出:越光照文先生)
作家の永井愛氏も桐朋卒業生
本作に憧れて桐朋に入学したという学生も
演劇専攻では、1年生が前期の演技実習の授業成果を発表し、お互いに鑑賞し合う「演技発表会」を開催しています。2年生の上演実習に比べて、舞台美術や照明などの装置を簡素にしているため発表会と呼んでいますが、稽古時間やその熱意は上演実習の授業と変わらないものです。
桐朋学園の演劇専攻では、1クラス20人以内の、4クラスという少人数教育を行っています。それは、俳優としての個性を伸ばすためには、20人をこえると一人ひとりの学生に対して、演出家(指導教員)の目が行き届かない、というのが理由です。
桐朋学園の演劇専攻では、1クラス20人以内の、4クラスという少人数教育を行っています。それは、俳優としての個性を伸ばすためには、20人をこえると一人ひとりの学生に対して、演出家(指導教員)の目が行き届かない、というのが理由です。
『赤色エレジー』(演出:ペーター・ゲスナー先生)
1年次から上演実習があるのは早いという意見もあります。1年生は入学してからまだ3ヶ月しか経っていません。しかし、実践を通すことによって、舞台にあがった学生たちは自分の足りないところ、もしくは基礎の重要さを認識することができるでしょう。基礎教育は、基礎と同時に実践も交えるところに重要さがあります。
ただし、前期の発表会は、あえて一般のお客様には公開しておりません。観客は教員と学生たちだけです。それは、大失敗をしてもいいから、まず思う存分演じることを目的としているからです。演技経験者にとっては、ついてしまったクセを落とす目的もあります。観客は教員と学生たちだけで、忌憚のない意見を言い合うことによって刺激を受けあいます。
ただし、前期の発表会は、あえて一般のお客様には公開しておりません。観客は教員と学生たちだけです。それは、大失敗をしてもいいから、まず思う存分演じることを目的としているからです。演技経験者にとっては、ついてしまったクセを落とす目的もあります。観客は教員と学生たちだけで、忌憚のない意見を言い合うことによって刺激を受けあいます。
今年は、ペーター・ゲスナー教授演出(指導)の『赤色エレジー』(原作:林静一)と越光照文教授演出の『見よ、飛行機の高く飛べるを』(作:永井愛)、三浦剛教授による『自転(反転)砂時計』(作:和田周)、田中壮太郎特任講師脚本・演出による『お月さまへようこそ』(作:ジョン・パトリック・シャンリー、訳:鈴木小百合)に取り組みました。
コロナ禍ならではの苦労はありましたが、工夫をしながら日々稽古を重ねて、スタッフワークもこなし、力作揃いの発表会となりました。12月に行われる後期の演技発表会は、さらに演技力とチームワークを高めた成果を見ることができるでしょう。
コロナ禍ならではの苦労はありましたが、工夫をしながら日々稽古を重ねて、スタッフワークもこなし、力作揃いの発表会となりました。12月に行われる後期の演技発表会は、さらに演技力とチームワークを高めた成果を見ることができるでしょう。
『自転(反転)砂時計』(演出:三浦剛先生)
『お月さまへようこそ』(演出:田中壮太郎先生)