1年生八ヶ岳合宿
9月4日から7日まで、山梨県の八ヶ岳高原寮にて演劇専攻(芸術科)1年生による3泊4日の演劇合宿を行いました。演劇専攻伝統のこのイベントは、コロナ禍で3年間実施を見送ってきましたがついに開催することができました!専攻科がリーダーシップをとって共同生活や舞台づくりの両面で力強く1年生をサポートしました。
この合宿では、1日目の夜に「お題」がはじめて渡され、1年生はグループごとに自分たちで15分以内の演劇作品を作り、3日目の夜に発表します。学生たちはどんなお題にも対応できるようにするにはどんな小道具や衣装、材料を持っていけば良いかを東京にいるうちに考えて、グループごとにダンボール1箱分準備してその日に臨みます。発表までの間には、沢登りイベントや舞台の設営などもあり、台本を書いたり稽古をしたり舞台美術を作ったりする時間は正味1日!学生は寝る間を惜しんで創作に挑みます。今年のお題は「桃太郎」。1年生たちは自分たちの生きる現代の視点からさまざまな切り口・解釈で6つの新しい桃太郎を創りました。
ゲネプロと本番の順番は班長と副班長のくじ引きで決定!
1年生をサポートするのは先生や助手、寮のスタッフの方たちだけではありません。コロナ禍による3年のブランクを乗り越えられたのは、専攻科生(3、4年生)たちが進行から沢登り、朝のラジオ体操、レクリエーション、舞台作りや音響・照明の機材の説明、作品づくりの間のトラブルやお悩み相談など、さまざまな面で1年生やこのイベント自体をサポートしたためでもありました。そして「八ヶ岳演劇祭」の最後には専攻科生によるサプライズ公演も!
合宿のイベントに「吐竜(どりゅう)の滝」の沢登りと合宿の最後を飾るキャンプファイヤーがあります。キャンプファイヤーの直前に、演劇祭の優勝チームと準優勝チームの発表が行われ、優勝チームがキャンプファイヤーの火を運ぶ係になります。今回の合宿は、幸運にも晴天に恵まれてイベントをすべて成し遂げることができました!この合宿を通して学生同士の結束もより強まったことでしょう。
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