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イベントレポート

演劇専攻★58期芸術科ストレートプレイコース卒業公演『ひめゆりの塔』


芸術科演劇専攻58期ストレートプレイコース卒業公演『ひめゆりの塔』
演出・構成:越光照文
原作:菊田一夫
脚色:三浦剛


日時:2025年2月12日(水)〜2月13日(木)
会場:俳優座劇場


★スタッフ、キャスト、公演日等の詳細はこちら
卒業・修了公演シーズン2週目は演劇専攻芸術科58期のストレートプレイコース卒業公演『ひめゆりの塔』。
沖縄戦の際、主に看護師として従軍した女学生たち「ひめゆり学徒」と女学生たちを守る責任感ある教師たち、さらには軍人、兵士などを通して、戦争のおそろしさ、無知のおそろしさを描く約4時間半の作品を2プロダクションで上演しました。公演にあたって学生有志は冬休み中に沖縄を訪れ、本作の舞台となる戦跡等をめぐりました。この経験は作品理解と演技につながっただけではなく、作品中の出演者たちが書いた台詞の中にも生きています。歴史と戦禍を生きた人々に向き合った日々は学生たちにとってかけがえのない時間となりました。

本学は長年にわたり俳優座劇場で卒業公演を行ってまいりましたが、劇場の閉館により、俳優座劇場での卒業公演は今年度が最後となります。今回は客演に劇団俳優座に所属する俳優の井口敬太さん、髙岡諒一さん、渡辺耕成さんをお迎えしたほか、芸術科1年生にも俳優座の舞台を踏んでほしいという願いもあり、59期生(芸術科1年生)も出演しました。

本学では幾度も上演を重ねてきた『ひめゆりの塔』。劇場ロビーには過去の公演フライヤーなども展示され、後輩の勇姿をみようと観劇に訪れたOGOBの中には懐かしく眺める方々も。さらに、公演準備期間中には、過去の公演に携わった先輩が上演を振り返りつつテキストレジやヘアメイクアドバイスなどで関わることも。作品を支えるプロのスタッフのなかにもOGOBが多く、在学生にとっては大きな刺激になりました。

ーー忘れない。沖縄の記憶を。私達が紡ぐ物語。
(学生の作ったパンフレット表紙より)
過去を過去だけの話にしない。この作品のベースは現代の等身大の“私”だ。

生演奏がドラマを支える。音楽が得意な学生も演奏等に関わった。特技はいつどこで活きるかわからないもの。

三線演奏とその指導は沖縄出身の学生。方言・舞踊指導は劇団鹿殺しの川平花さんから教えていただく。 はじめて知ることや身につけるべきことはたくさん!でも努力はしっかりと実を結んで力強いリアリティをもたらした。

撮影:凜果
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