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イベントレポート

演劇専攻★58期ミュージカルコース試演会『EVITA』


『EVITA』
作詞:ティム・ライス/作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー
オリジナル演出:ハロルド・プリンス
上演台本・演出・指導:嶽本あゆ美(MementoC)
11月は試演会月間!毎週末、週替わりでさまざまな作品の上演が行われます。
3週目の11月22日(金)〜24日(日)は本学小劇場にて2年生のミュージカルコースによる『EVITA』公演を行いました(2プロダクション)。配役、スタッフなどの詳細はこちらをご覧ください。

『エビータ』は1940年代のアルゼンチンを舞台に女優エビータ(エヴァ・ドゥアルテ・ペロン(1919-1952))の半生を描くミュージカルで、劇団四季の上演や、マドンナ主演の映画でも知られています。

私生児として生まれ貧しい幼少期を送り、幼くして世の中の厳しさを知ったエビータは愛人を次々と変えながら地位を獲得、ついには後に大統領となるフアン・ドミンゴ・ペロン(1895-1974)と出会い相思相愛になります。カリスマ性に加えてその生い立ちから民衆の心をつかみ、国民に愛されるファーストレディとなって夫とともに政策を実現しますが、それもつかの間、病魔に襲われ33歳の若さで息絶えます。

せりふが少なく、全編が歌で紡がれるこの作品において、さまざまな場面をつなぐストーリー・テラー、狂言回しをアルゼンチン生まれのキューバの革命家、チェ・ゲバラ(1928-1967)がつとめます。アルゼンチンの民衆たちの群像も本作の魅力のひとつ。民衆一人ひとりにそれぞれ主婦、花屋、カメラマン、プロデューサー、記者、貴族、新聞売り、秘密警察、労働組合員、スリなど役割が与えられ、大切に描かれています。

シンプルな舞台セットでせりふや状況説明が少なく、一筋縄にはいかない難しい楽曲のオンパレード…というチャレンジングな作品に挑んだ2年生たちは、スタッフにも支えられ(そのなかには卒業生も多数)、それぞれに新たな課題を見つけ、卒業公演へ向けてまた新たな一歩を踏み出しています。

軍人のシーンでは人形を使う演出も(人形美術協力:渡辺真知子)

撮影=記録部(学生)
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