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イベントレポート

演劇専攻★専攻科試演会『サロメ』


『サロメ』
演出:ペーター・ゲスナー
原作:オスカー・ワイルド
翻案:マヌエル・クライトマイヤー(Theater der Immoralisten[不道徳者劇団]主宰/ドイツ)
翻訳:後藤絢子
11月は試演会月間!毎週末、週替わりでさまざまな作品の上演が行われます。
第1週の11月4日(土)と5日(日)は本学小劇場にて専攻科による『サロメ』公演を行いました。4日には演劇専攻のオープンキャンパスと演劇大学連盟(演大連)の相互鑑賞会が行われました。演大連の相互鑑賞会では桐朋、日本大学、玉川大学、多摩美術大学の4校から数人ずつ学生が集まり、一緒に作品を観て作品に関する活発なディスカッションを行いました。
配役、スタッフなどの詳細はこちらをご覧ください。

『サロメ』はさまざまな劇作家によって翻案が行われていますが、今回上演したのはドイツの劇団「Theater der Immoralisten(不道徳者劇団)」の主宰者、マヌエル・クライトマイヤーによる翻案版。作中にはワイルド作品である『ナイチンゲールとばら』や『ドリアン・グレイの肖像』も登場します。舞台はほんの少し先の未来。サロメ(ユダヤ王国の姫)とその家族であるヘロデ王とヘロディア王妃、預言者ヨカナーン、下男、ナラボットとアレクサとシリ(!)らは地球を出て、いわば「避難民」として宇宙船に乗って宇宙空間をさまよい続けます。上演の数日前、『サロメ』の舞台ともいえるイスラエル・ガザの間で戦争が始まり、皮肉な形で作品のリアリティが高まりましたが、とてもチャレンジングな作品となりました。

稽古期間中にはZoomでドイツと日本を結んで、作家と学生たちが作品についてディスカッションをし、上演後には作家に作品の映像を送って観ていただくなど、国際的なプログラムにもなりました。

また、林幸一さん(石見神楽津和野)、恵木勇也さん(御面屋恵木舞工房)、林史浩さん(林蛇胴店)のご協力のもと学生が石見神楽に挑戦。大蛇(おろち)のほか、音楽にも学生が参加し、圧巻のシーンの数々が生まれました。

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