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イベントレポート

演劇専攻★専攻科試演会『戦いードイツの光景』


『肉屋とその女房』より

『戦い ドイツの光景』
演出:ペーター・ゲスナー
作:ハイナー・ミュラー/訳:市川明

*作中の2作『ユダヤ人種の妻』『スパイ』
作:ベルトルト・ブレヒト/訳:岩淵達治
(未来社刊「ブレヒト戯曲全集第4巻」より)
11月は試演会月間!毎週末、週替わりでさまざまな作品の上演が行われます。
第1週の11月9日(土)と10日(日)は本学小劇場にて専攻科による『戦い ドイツの光景』公演を行いました。9日には演劇専攻のオープンキャンパスが行われました。配役、スタッフなどの詳細はこちらをご覧ください。

『肉屋とその女房』より

『小市民の結婚式』より

『戦い ドイツの光景』はドイツの生んだふたりの劇作家ベルトルト・ブレヒト(1898〜1956)とその弟子でもあるハイナー・ミュラー(1929〜1995)の作品のオムニバスです。第二次世界大戦を背景に生まれた短編が、ヒトラー政権誕生からヒトラーが落命するまでの時系列に7つ上演されます。

登場人物は家族や戦友、街中の肉屋など市井の人々ばかりで、ある日戦争が始まったら自分や身近な人々がこのようになってしまうのでは…と観る者の想像力をかき立てます。

追い詰められた人々を、どこかおかしみもまじえたパフォーマンスで描き、戦争や人間の恐ろしさを浮かびあがらせました。それぞれの作品の間には、大戦期のドイツの街や美しいドイツの自然の風景の映像をバックに吉井美由紀さんによるピアノの生演奏が入りました。シューマンとブラームスはともにドイツの作曲家。映像と美しい音楽は作品世界をよりグロテスクにしていました。

本作にはプロの俳優がふたり参加してくださいました。浦川拓海さん(ラッパ屋)と河村岳司さん(劇団AUN)です。実はお二人とも演劇専攻のOB。学生たちはプロとして活躍する先輩たちから刺激を受け、また稽古場での態度など多く学ぶこともできました。

ユダヤ人種の妻

スパイ

長い刃の夜

小市民の結婚式

肉屋とその女房

シーツ、または処女受胎

それぞれの作品の間には吉井美由紀さんによるピアノ演奏が行われ、
作品の背景となるヒトラー政権下のドイツのニュース映像と風光明媚なドイツの風景が映し出されました(映像は宇野雷蔵さん)。

撮影:記録部(学生)
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