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イベントレポート

演劇専攻全国ワークショップ 第二弾 北海道編


広い体育館で33人でWS!

2024年度よりスタートした、『桐朋学園芸術短期大学演劇専攻全国ワークショップ』
第二弾は、北海道の札幌北斗高校演劇部にて、三浦剛本学教授がWSを実施!!

8月6日(火)に、札幌北斗高校の演劇部に訪問し、ワークショップを実施。
午前中(10:00~12:30)
札幌北斗高校の演劇部員27名と、顧問の須知英生先生と長野亜衣先生。札幌啓成高校の演劇部員3名と、顧問の中島憲先生、合計33名の大所帯。飛び入りで、舞台監督の往田謙一さんもいらしてくれました!
前半の2時間半は2チームに分かれて「呼吸」「身体表現」「言葉」の基礎トレーニングをみっちり実施。お互いのチームが実施→見学を繰り返し、観たり→観られたり。「言葉」のワークショップではあらゆるニュアンスの「いいよ」「だめ」が飛びかって、観てる側は大爆笑。やってる方は必死なんです!! その後、1時間の昼食休憩になりました。

北斗高校の卒業生でもある、アシスタントの三島孝之輔先輩が「呼吸」のデモンストレーションを披露!

みんな、集中力が高い・・・!

Aチームをじっくり観察するBチーム

ブラインドムーブのWS、片方の人は目をつぶっています。

「いいよ」の一言が響いた時だけ、相手に近づく。。

ランチはもちろん味噌ラーメン! 中島先生に美味しい味噌ラーメン屋を教えてもらいました!

午後(13:30~16:00)
午後からは戯曲『自転反転砂時計』の一篇「もっと優しく」をテキストにして、演技のレッスン。たった1分で終わる芝居ですが、14組の様々なペアの色々な愛のカタチが見え隠れ。男女ペア、女女ペア、男男ペア、、、ジェンダーを超えて『愛し合ってるがゆえにすれ違う2人の会話』を、1組5〜6分程の演出を受けて、それを元に2度目を演じ、1度目との違いを皆で確認しました。1組10分でも、14組で140分(約2時間半)……そうです、演劇は時間がかかるんです!
全ペアの芝居が終わった時にはWS終了時間の10分前。最後に沢山の質疑応答があり、30分程オーバーして全WS終了。6時間近い長い長いWSでしたが、皆最後まで元気に楽しんでくれました、実に楽しかった!!

お互いの「優しさ」に気づかない二人・・・

演出をしっかり汲み取って2度目の挑戦

ペアや演じ方によってどちらの「愛」が強いか?どんどん変わる・・・
これぞ芝居の醍醐味

きっとみんな「もっと優しく」生きていきたい!

最後に全員で、集合写真!!お疲れ様でした!!
桐朋学園芸術短期大学全国ワークショップ
~札幌北斗高校・札幌啓成高校の演劇部員の皆様からWSの感想を頂きました!!~

●私はこのワークショップでたくさんの学びを得ることができました。
特に午後に行った演技指導では新たな気づきがありました。私は去年大会に出ることが叶わず、自分の演技を外部の方と比べる機会がほとんどないまま2年生になりました。顧問の先生からの指導を受けているとはいえ、そう言った機会がある人と比べたら圧倒的に経験値が足りないなと思っていて、自分の中の大きな不安要素でした。私の課題として、滑舌が良くないこと、リアリティのある演技ができているのか、と言う点が特に自分の演技で気になっている部分です。今回のご指導ではリアリティのある演技ができていると言っていただけて自信につながり、自分のいい点を知ることができました。また、声が小さくなってしまう、言葉尻が弱くなっている言うアドバイスをいただき、自分には声が小さくなっていると言う認識が低かったのでとても大きな気づきになりました。またそれを解決するための力の入れ方の意識についても具体的に学ぶことができました。良い演技をしたいといくら強く思っても知識などがないとどうしても限界があるので、今回のワークショップは本当に貴重な経験になりました。今回いただいたアドバイスをなんとなくの感覚で終わらせるのではなく、分析し、自分のものにしたいです。
(啓成2年女子)

●私はまだ一年生という事もあり、舞台経験も少なくどんな演技で場面を作れば観客を引き込めるか等々、分からないことだらけでした。しかし、今回のワークショップで実際に一度シーンを作り、それに対するアドバイスを貰うことで、今まで気付けなかった事に気付いたり、もっとこうすれば良いのではないかというモチベーションの向上だったりにも繋がったと思います。そして何より、実際に色々な人の多種多様な演技を見て、「ここはこうした方が良いのか」「ここはもう少し変えた方が良いのではないか」など、様々な事を学び、吸収していけたと思いました。このワークショップで学んだ事を活かし、これからの部活や秋に控える支部大会で少しでも自分の納得のいくような演技が出来るよう頑張ります。
(啓成1年女子)

●今回のワークショップでは、自分の苦手な点や表現の仕方についてなど、様々なことを知ることができました。私は、公演を行ったり観劇をする経験の少なさから、台本を読み始めると、そのセリフや一度自分の中で考えたイメージに囚われやすいように思います。後半に行った演技指導では、セリフを初めて聞いた後の新鮮さや登場人物の関係を考慮する、というアドバイスをいただき、リアルなやり取りがどういうものかを鮮明に考えを広げやすくなりました。さらに、他の生徒の多様な演技や演技指導、交流から新しい視点を得ることができたと思います。また、私は普段裏方として演劇部で活動していますが、実際に役者の立場に立って表現する楽しさや、緊張感を身をもって感じられる貴重な機会になりました。この経験で得た感覚を忘れないように、大会の演出に向けてより学びを深め、活かせるようにしたいです。
(啓成2年女子)
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻では、全国どこでも(無料で!)専任教員による
「演技」のワークショップを実施しております。
全国の高校演劇部員、顧問の先生方とのワークショップを楽しみにしております。
お気軽にお問合せください!!

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