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専攻紹介

国際交流プログラム


世界を舞台に、表現力に磨きをかける
本学は世界に通用する演劇、ミュージカルなどの俳優の育成を目指し、舞台芸術による国際交流を通して文化の創造に寄与しています。

現在は海外公演はもとより、国籍が異なるアーティストとのコラボレーション(共同制作)なども珍しいものではなく、視野を広げ、国際性をもった表現を獲得することは21世紀を生きる演劇人にとって必須です。本学では、世界演劇教育連盟(WTEA)、アジア演劇教育センター(ATEC)、アジア・パシフィック・連盟(APB)、国際演劇協会(ITI)などの国際的な演劇大会への公演、ワークショップへの参加、プレゼンテーションなど、それらの大会への参加を年に1~2回のペースで行っており、世界に通用する演劇人の育成を目指しています。

WTEA国際演劇フェスティバル

2019年10月 北京中央戯劇学院にて開催

世界演劇教育連盟(World Theatre Education Alliance)、通称WTEAには、中国、韓国、イギリス、ロシア、ドイツ、アメリカなど、世界12ヶ国から、その国を代表する高等教育機関が加盟しており、本学は日本の代表校となっております。
2019年10月に第2回WTEA国際演劇フェスティバルが北京の中央戯劇学院で開催されました。課題戯曲は「ウィリアム・シェイクスピアの喜劇」。本学は『眞夏の夜の夢』(坪内逍遥訳)を演劇専攻主任である三浦剛が演出。不朽の名作を、お祭りに集まった若者達の田舎芝居として再構築。東京高円寺阿波おどり「江戸っ子連」の指導を得て本学的な「阿波踊り」の魅力を取り入れたパフォーマンスを上演し、日本特有の豪放濶達な喜劇で世界中の学生を魅了しました。また、2名の学生が「優秀演技賞」を受賞しました。

2017年10月 北京中央戯劇学院にて開催

2017年10月に、第1回WTEA国際演劇フェスティバルが北京の中央戯劇学院で開催されました。本学は課題戯曲であるウィリアム・シェイクスピアの『リア王』を越光照文学長の演出で上演。世界中の学生からスタンディング・オベーションをいただき、名だたる大学が上演した中で、最優秀作品として「ベスト・パフォーマンス賞」を受賞。また、2名の学生が「優秀演技賞」を受賞しました。

ATECアジア演劇学校フェスティバル

2019年5月 韓国・ソウル 中央大学にて開催

韓国・ソウルの中央大学で開催されたアジア演劇教育センター(Asia Theatre Education Centre)、通称ATECのフェスティバルに参加しました。ATECは、中国、韓国、シンガポール、モンゴル、タイ、ベトナム、フィリピン、日本などのアジア各国の演劇課程を持つ高等教育機関を中心に、イギリスやアメリカなどの欧米の大学も含めて構成されている国際的な演劇組織です。今回の大会のテーマである「サミュエル・ベケットの世界」をもとに、本学は『ゴドーを待ちながら』を上演、最優秀作品として「ベスト・パフォーマンス賞」を受賞。
また、専攻科2年の遠藤真結子が各国の学生から選ばれるトップ10に入る「優秀演技賞」を受賞しました。

2016年5月 ウランバードル モンゴル国立芸術文化大学にて開催

2016年のATECフェスティバルはモンゴルの首都・ウランバートルのモンゴル国立芸術文化大学で開催されました。大会のテーマである「古典の再解釈」をもとにした上演のほか、活発なディスカッションやワークショップも行われ、刺激的な1週間となりました。本学は三島由紀夫作『綾の鼓/卒塔婆小町』を上演し、最優秀作品として「ベスト・パフォーマンス賞」を受賞。また、2名の学生が「優秀演技賞」を受賞しました。

APB演劇大学フェスティバル

2016年10月 インド・ニューデリーにて開催

2016年10月に、インド・ニューデリーで開催された国際演劇協会アジアパシフィック支部(Asia Pacific Bureau)、通称APBのフェスティバルに参加しました。国際演劇協会は、国際連合の専門機関「ユネスコ」の舞台芸術部門を担当する国際組織です。APBはアジア環太平洋地域の演劇大学が活動している支部で、1~2年に一度、フェスティバルを行っています。本学は別役実作『その人ではありません』を今回新たに翻訳した英語版『I am not the person』を上演し、世界中の学生・教員からスタンディング・オベーションをいただきました。

Students' voices

WTEAに参加した8日間(2019年10月 中国・北京)

言葉の壁を超え通じ合える喜びに演劇の可能性を知る
専攻科演劇専攻 52期 浅野 悠那
北京で開催されたWTEAの公演では、坪内逍遥訳のシェイクスピア『眞夏の夜の夢』を上演しました。800人の日本語が通じない観客を前に、いかに私たちの舞台を理解してもらうのか、身体と声をダイナミックに使うことを意識しました。
専攻科演劇専攻 52期 阿部 将生
中国滞在中は、各国のワークショップに参加。国内にいては気づけなかったさまざまな学びを得ることができました。また舞台で阿波踊りを踊るため、フィジカルを鍛え上げたことで、大きな舞台での表現の幅が広がったことを実感できました。


言語の壁を越えた多様な表現との出会いが自分の未知なる可能性を広げる
専攻科演劇専攻 51期 石川 桃
ヒロインのハーミアを演じました。女性の中に潜むブラックな部分をのぞかせる芝居に苦労しましたが、800人の観客を前に、やりきったと感じることができました。各国の舞台を観て、言葉は通じなくても理解し合えることを学びました。
専攻科演劇専攻 51期 水島 由裕
WTEAの北京公演では、坪内逍遥訳のシェイクスピア『眞夏の夜の夢』を上演。言語の壁を越えて芝居を伝えるために、試行錯誤の4ヵ月間でした。劇中、阿波踊りで祝いの場の自由さを表現。公演を終えて、今後の自信につながりました。


~WTEAオープニングアクトに参加~
9か国の学生が集い
ひとつの芝居をつくり上げる喜び
専攻科演劇専攻 52期 大谷 瑠加
学生演劇の祭典のオープニングを飾る『The White Snake』という舞台に参加。この芝居をつくり上げるために、52日間にわたり北京の中央戯劇学院に滞在し、9か国のメンバーと稽古を続けました。この経験を通して芝居の新たな発見だけでなく、一生の友を得ることができました。

国際交流に関する2010年度~2015年度までの記録です。


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